iPad mini 6をRaspberry Pi400のモニターとして有線接続して使う
※こちらの記事は、Linuxがある程度利用できることを前提としています。
キーボード型のラズパイ400をiPad miniにUSB Type Cケーブルで接続し、iPad側から電力供給、かつネットが繋がるように設定します。
一度、cmdline.txtとconfig.txtを編集してiPadから操作したものの、ネット接続に失敗していました。
日本語での情報があまりなかったので、英語で検索したところGithubにOSイメージごと公開している方がいましたので、そちらを利用しました。
参考にした情報
英語ですが、なんとかわかった気がしたので、公開されているOSイメージをダウンロードしました。
Youtube、Githubのリンクは下記です。
OSイメージのダウンロードとUSBメモリへの書き込み
Raspberry Pi Imagerを起動して、先ほどダウンロードしたOSイメージを書き込みます。
今回ダウンロードしたイメージは64bitのGUIが入っている、「raspios-desktop-arm64-2022-04-04-arm64.img」を使用します。
Use customを選択し、先ほどダウンロードしたイメージファイルを選択します。
インストール先のSDカードや、USBメモリを選択し、右下の設定画面をクリックします。
ホストネームと、Wifiの設定を入力します。また、下記画像2枚目のEnable telemetryのチェックは外しました。
設定が終わったらWRITEでイメージを焼きます。次はiPad側の設定をします。
iPad(mini)の設定
ターミナルはTermiusという無料アプリを使いました。
参考にしたYoutube動画ではBlinkを使っていましたが、使い慣れているTermiusでSSH接続をします。
また、VNC Viewerもインストールします。
iPad miniとラズパイ400をUSBケーブルで繋ぐと、すぐにラズパイが起動しますので、Termiusを開いて新規ホスト作成、先ほど作成したホストネームを入力、保存します。(上記画像では「raspberrypi.local」)保存します。
作成した接続ファイルをタップし、先ほど設定したユーザーネーム(上記では「pi」)、パスワードを入力すると、ログインが完了します。
この段階だと、ラズパイ側でVNCが有効になっていないので、有効にする必要があります。
sudo raspi-config
ウィザードが起動するので、Interface optionからVNCの項目をEnableにします。
これで、VNC viewerから接続ができるようになりました。
IPアドレスを確認するため、
ifconfig
でusb0のIPアドレスを確認しておきます。
確認が終わりましたら、VNC viewerでNew connectionから、上記のIPアドレスを入力、Nameは適当な名前を付けます。
保存して接続すると、ログインを求められますので、ユーザーネームとパスワードを入力すると無事、デスクトップ画面が出てきます。
初期設定、日本語入力など
とりあえず
sudo apt updateとupgrade、mozc等を入れました。
iPad miniからの動作は、そこそこ動く、といったところで快適とは言えませんでした。
解像度を下げたり、他に軽くする方法を模索してパソコンの代わりになるような、実用的なマシンにしたいなと思っています。
また、普段はWireguardでVPNを使っているため、WireguardでのVPN接続もやってみたいと思います。