無料サービスのみで作るWebサイト(無料ドメイン、無料サーバー)
はてなブログ、アメーバブログ等はURLがhatena、ameba.comのように、ドメインが固定されてしまいます。
今回は独自ドメインの取得(.comではありません)、無料サーバー(広告なし)の構築をしたいと思います。
無料のためサポートもなく、制限もありますので、本格的なビジネスをするにはおすすめしません。
気軽に何かビジネスを始めてみたい方や、web制作のテスト環境の構築におすすめです。
無料独自ドメインの取得(freenom)
まずは独自ドメインの取得をします。
freenomというサービスを利用します。12か月間無料で、有効期限の2週間前に次の12か月更新ができます。
ドメインに関して、無料期間であっても無効になることがあるようです。ドメイン名はありきたりな単語よりも、長文や単語の組み合わせのほうがよさそうです。
webサイトに希望のURL(今回はmuryouwebsite)を入力します。「muryouwebsite」と入力すると利用不可と出てしまいますが、「.tk」も含めると選択できるようになります。その他、「.ml」「.ga」「.cf」「.gq」は以下の国のドメインになります。
.tk トケラウ
.ml マリ
.ga ガボン共和国
.cf 中央アフリカ
.gq 赤道ギニア
チェックアウトに移動すると、ドメインの期間を選べるので、無料の範囲で最長の12か月を選択します。「Forward this domein」や「Use DNS」はここでは何もせず、そのまま進みます。
名前、住所等を入力します。電話番号は入力必須ではありません。
支払もないので、そのままオーダーが完了します。
無料サーバーの作成(InifinityFree)
ドメインを取得したので、サーバーを設定していきます。
無料サーバーで広告がないものは日本のサービスにはなかったため、海外のサービスを利用します。
こちらも、いつサービスが終了、変更があるかわかりませんので、ご注意ください。
管理画面には広告が表示されるので、これを収益として、無料サーバーを提供できているようです。
上記サイトを開き、Sign Up Nowをクリックすると登録画面に移動します。
メールアドレスとパスワードを入力すると、確認メールが送られてきます。
確認メールをクリックすると管理画面が表示されます。これでアカウントの登録は完了です。
ドメインの設定をしていきますので、Create an account nowをクリックします。
今回は独自ドメインを取得しているので、Custom Domainを選択します。
この段階で、freenom側での設定が必要になります。My Domeinsをクリックし、取得したドメインの設定画面に移ります。
Management tools→Nameserversに移動します。
InfinityFreeでドメインを使うため、サーバーネーム
ns1.epizy.com
ns2.epizy.com
と入力します。
Change Nameserversを押して保存し、freenom側での作業は完了です。
InfinityFreeに戻りドメインを入力し、アカウントラベルを任意の名前、パスワード(入力しない場合は自動生成)を確認し、Create Accountを押します。
問題なければ下記のように完了画面と、コントロールパネルへのリンクが出ます。
コントロールパネルを開くと、メールでの通知をするか聞かれますので、選択します。今回はメール通知不要(I Disaapprove)を選択しました。
コントロールパネルが開きます。この時点ではすでに、取得したドメインのURLにアクセスができるようになっています。
この段階ではhttpのままなので、暗号化がされていない状態ですので、SSL(httpsになります)を設定します。
SSL暗号化通信の設定
管理画面にSECURITY項目がありますので、SSL/TLSをクリックします。
該当のドメインのConfigureを選択すると、下記の画面になりますので、Free SSL Certificatesをクリックします。
New SSL Certificateをクリックし、新規作成をします。
登録するドメイン名を入力すると、SSLの種類を選択する画面になります。今回はおすすめとなっているLet's Encryptを選択しました。
選択後、Setup CNAME Record Automaticallyをクリックします。
Please note that DNS changes can take a few hours to take effect.
とありますので、数時間後に
Request Certificateとなり、クリックできるようになるので押します。
するとエラーのようなものが出て、Install SSL Certificate Automaticallyを押します。
そのまま数分待つとhttps://での表示が可能になります。
以上でSSL暗号化通信は完了です。
WordPressの導入
Webサイトの管理はWordpressを利用することが多いため、こちらも管理画面から設定を行います。
SOFTWARE項目、Softaculous Apps Installerを選択します。
すぐにワードプレスのインストール項目が出てきますので、Installをクリックします。
最低限必要なことは画像右側のAdmin Accountのユーザーネームとパスワード、Admin Emailの部分になります。
ワードプレスの管理画面にログインする際に使用するものになります。
今回はユーザーネームとパスワードのみ設定し、画面下までスクロール、Installを開始しました。
完了するとワードプレスのログイン用URLが出ますので、クリックします。
インストール時に特段の設定をしていない場合は、http://ドメイン/wp-adminでログイン画面が出てきます。
以上でワードプレスの導入が完了しました。
おわりに
無料で独自ドメイン、広告なしの無料サーバーでSSL通信とワードプレスの導入までを完了しました。
ドメインは年に1回更新、SSLは90日に1回と制約もあり、いつサービスが終了するかもわかりませんので、本格的な運用にはおすすめできません。
起業準備や、学習用に試すにはいい環境かと思います。
また、この情報がすべて正しいかの責任は負いかねますのでご了承ください。
追記
WordPressプライグインのJetpackはどうやらInfinityfreeの無料サービスでは利用できないようです。